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社べROグ

メイン皿の社会人ベーシストがブレイザブリクでめびめびしてたブログ

分解して単純にみる

ほうりつ

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法律系は原料や在庫を抱えることがないので少ない資金で開業できる、と言われているそうです

原料はコピー用紙とトナー他、在庫はキャンセルの入った依頼や不得意分野に備えた開きもしない本でしょうか


ペーペーのしがない事務員ですので、経営や報酬にはあまり詳しくありませんが、経営者からはもれなく事務所の固定費となっている給与に見合う働きぶりが問われる訳であります

弊所は資格者1名・事務員1名・営業外2名と小さく、営業外2名とは母体を同じくして経営が別なので、実質資格者とぼくの2名だけでやっている事務所になります

簡易訴訟と過払い金などの消費者金融関係を除く、不動産の取引・相続・会社の登記を取り扱っていて、あまり時間の制約がなくミスしても申請までに訂正がきいて、申請後のミスがあっても損害賠償ほどの責任を追わなくて良い相続と会社の登記を担当しています


不動産にしても商業にしても登記は、法務省に証拠書類と印紙税を提出して、あれこれという内容で誰に対しても主張できる紙・データを作ってくださいということが至上命題というかそれしかないので、特に資格者の腕でどうなるとかいうことはありません


仕事内容は申請するための申請書を正しく作り上げること

それに付随する証拠書類を作ること


のみです


この2つがきっちりできれば、あとは収入印紙を貼るなりネットで払い込んで法務局に持っていくか郵送して出来上がりを待っているだけ、という

(当然、事前の関係構築や内容の聞き出し折衝は必要ですが・・・)

それと、そういう依頼すべてを記録して年ごとに登録している資格の会があるのでそこに提出する必要があります


なので、入ってきた依頼を保管する作業も担当しています


書類はワード、データ保管はエクセル

この2つが使えて多少頭が回れば法律知識がなくても事務員はやれるはず・・・です


大手の事務所になると会社と変わらなくなって能力の低い事務員は血縁関係がない場合スパッと切られるそうですが・・・(老舗の士業は異業種との横のつながりが少ないので身内や血縁がある人が事務員になることが多いです ご多分に漏れず)


特に競い合う相手がいないのですが、先述の通り腕が立つからと報酬が上がるわけでもなく、決まった事象を間違えることなく正確にお上に上申するだけですので、その速度でも上げてやろうかと始めたのがエクセルについているVBAでした


エクセルは3年前、インターン先のインテリア担当のおばちゃんにこれ直して、と投げつけられたシートの修復で初めて目にしました

まだインターン開始一週間も経たない頃で電話が鳴らないことと来客がないことを願いながら、自腹で買った分厚いエクセルの関数本とにらめっこした記憶があります

VLOOKUPとかISERRORとかよくもまぁコピペのショートカットキーも知らずにマウスでカチカチやってたな、と関心するのですが


2ヶ月目からJWCADや3DCADで間取り図を作りながら、総務用のシステムの簡単なマクロ入りシートを修復し始めました

見積もり・請求・領収とどこの会社でもある金銭関係の書類を主に、家一軒分の施工費等一括見積もり書なんかも案を聞き持ってA3に印刷するシートなど

関数と参照まじりのシートはパズルゲームのようで楽しかったのですが、総務用の簡単なマクロのボタンひとつで決まりきったことをやってくれる機能が欲しくなりました

そのうちにデーターベースの整理をさせてもらえるようになったのがきっかけでVBAを、これまた自腹で買った分厚いVBAの本2冊とにらめっこしながら仕様書・見積書に落とし込める手前まで


半年のインターン終了で一番悔いが残っているのはあの営業の中枢を担っていたVBAを完成させられなかったことです


そのVBAの知識は今の仕事でも大きく役に立っています

家一軒が建つと決まればそれなりに確定する部分も多いのですが、お客様の都合を叶える仕事なので頻繁に変更があり規定を覆すようなイレギュラーな変更はなかなかプログラミングすることが難しい

それに比べて登記は法務省というお上が「このように申請せねば却下じゃ」とお達しを出しているので、その範疇を超えることはありません

また都合よりも律法理念や企業倫理が勝つことが多いので変更も想定内に収まることが多いです


なので、いくつかVBAを書きました

先述の依頼管理シート、顧客管理データベース、各書類印刷送付履歴、指定用紙印刷用枠組など


ただこれらはエクセルで自己完結して事を成す仕事をプログラミング化しただけなので、仕事の7割を占めるワードでの書類作成はまだコピペからの手打ちから抜け切れていません

また会計ソフトの役割を為す経理管理システムは、前任の方の遺産をエラーが出る中だましだまし使っている状況です


ワードとの連携は思った以上に難しく、ワープロソフトと表計算ソフトの違いを思い知らされました

セルをまるまま移す方法を取ると申請書という世にも美しい体裁を著しく損なうことになり却下されました

アメリカなら「いいじゃん!わかりゃあいいんだよ!HAHA!」と褒められるでしょうか、映画の見過ぎですね


あれやこれやと自分の思う理想の段階を踏ませるようにプログラムしてもワープロと電卓の壁は分厚く


ようやく気付いたことは


普段の業務を言語化する


ことでした


今まで理想の動きに対して逆引き本からコードを選んでは数値を変えて組み合わせて形にしていましたが、同じような内容のコードが何度も書かれていたり不要な繰り返しで動作を遅くしていたことがありました


気づきのきっかけは囲碁ソフトが採用しているモンテカルロ法というシステムの文献を見たことです

モンテカルロ法はある程度候補手が見つかったらそこから派生する最終手までを数秒のうちに何百万と繰り返す、とありました

人間の持つ”あたりをつける”行為をコンピュータの頭脳で数をこなすことで成し遂げることが目的のようです


後者の”あたりをつける”という表現が心に引っ掛かったので、人間様である僕はいつもどう同じ業務をこなしているのか事細かに書き出してみました


すると、過去の経験や例を参照してつけられたもの以外に、身体が覚えている定期的な行動がつけたあたりがいくつかありました

それらを集めると今までのプログラムに無用に突っ込んでいた同じ繰り返しのコード内容と重なります


ほうほう、とあれやこれやと自分のやっていることを書き出しては現実の業務の無駄にも気づくことになって反省しきりなのですが


プログラミングが成功するか否かは置いておいて、久々に気づきを得たので文章にしてみました

プログラミングって理想からか普段の不満からか、どっちからのスタートが正解なんだろう


KISSで行け、でしたか(羽生さんの本にあったような)

"Keep it simple, stupid."


まだまだstupidです